今日は、昨日とはうって変わり、夏が来たようなものすごいお日様！ 私は昨日で畑が最後。今日は朝から、布団を干したり、洗濯したり、何かと忙しがっていました。 涼しい午前中のうちに散歩しようと思っていたのですが、外に出たのは１２時前！どうも、のんびりする癖がついてしまった・・・ただでさえのんびり屋なのに、帰ったら北陸の気性についてゆけるかな？？ 頭にはターバン、ロングスカートにキャミソール２枚を重ね着しただけの、真夏のいでたちで、デジカメにバンダナ１枚を袋に下げ、カリンバをつま弾きながら（清涼効果？！）木陰などの逃げ場がない道をフラフラと歩くこと数百メートル。今日の散歩の目的の場所にたどり着きました。 国の天然記念物にも指定されている「サキシマスオウノキ」が群生している御獄。 初めてここに来たのは６年半ほど前でした。その時に感じた何とも言葉に表しにくい神々しい雰囲気のある場所で、アスファルトの道に面している入り口から一歩入った瞬間、まるで世界が変わったような印象を受けました。ひっそりとしていて、静かだけど生き物の呼吸を感じられて、入り口近くにある御獄は西表に昔住んでいた人々の歴史を話しかけているように見えました。 古見の部落内にあるのに、今回西表に着いてからここに来たのは初めて。近くにあると「いつでも行ける」という感覚が邪魔して行かないものですね。 さて、今年もやって来ましたと、カリンバを袋に入れて「おじゃまします」と御挨拶をして中へ。 緑の天井が熱を吸収してくれている。写真を撮ったり、目をつぶって鳥の声や木々の音を聞いてみたりしながら、一休みさせていただきました。 （心のつぶやき） ・・・・でも、何処もそう。この島の「野性味」は年々凄いスピードで色あせていっているような気がする。何だかとても悲しい。ここを今初めて見る人にとっては、これが「西表の自然」なのかな・・・ 佐藤家に帰ってさとうきび通信を書いていると若い男女２人が訪ねてきました。 これまた東京からの大学生「かもしょう」と「ゆいちゃん」でした。彼らのグループはこれから、このさとうきびシーズンの終わりまで、入れ替わり立ち替わり交代で二十数名がこの佐藤家に出入りするということ。もちろん町営住宅の佐藤家ではまかなえない数になるので、別宅を間借りしして生活してもらう事になっています。 佐藤さんもそろったところで、お茶をしながら話していましたが、今日は「まーちゃん島おこしライブ」が古見公民館である日。準備にそろそろかからなければ。「あ、もうすぐ約束の３時！」と公民館に来たはいいが、待っても待っても来ない。しょうがないので楽器を弾きながら待つこと１時間。やっと現れました。島時間だな〜・・・ まーちゃんは今日、誕生日。昨夜は朝までコースの「もーあしびー」だったみたいね。とそりゃ遅れるわ。やまねこマラソンで知り合ったマナちゃんも早々に来てくれ、気を取り直してリハーサルを開始。 今日食事当番だった私はみんなに「今日は忙しそうだから、ご飯炊いてくれるだけでいいよ」なんてありがたい言葉をもらったので早めに準備して炊飯器のタイマーをかけておいたのですが、忘れ物を取りに帰ったとき、竹富島から帰ってきた今日休みのそーた君に「まちこちゃん、ライブ開始時間にタイマーかかっていたよ！」と言われてしまった。ぎりぎりセーフでそーたがスイッチを入れてくれたみたい。はぁ〜良かった。反省。（って笑ってたんだけど・・・）石垣のお土産のチーズバーガーをもらって又、公民館へ。本番間近！　この間「唄おっかな〜」って言っていた佐藤さん登場。 自作の唄「ひらひら」と寿のうた「継いでゆくもの」を好演。 そしてまーちゃんバンド。２年ぶりにほとんど練習していないところの参加でしたが、昔からの曲が多かったので私も楽しく参加できました。会場の盛り上がりもすごかった！彼の求心力はいつも凄いな〜と感心してしまう。 マナちゃんが中座で自作の唄を力強くアカペラで唄ってくれました。その後私も三線片手にまーちゃんバンドのピアノのかよちゃんにヘルプしてもらいながら３曲ほど歌わしてもらいました。 その後は、星立青年部の応援団（とチアガール♂）、琉舞、などの後、またまーちゃんバンドで盛り上がりました。客席の「楽しい」がステージ側にも伝わってきます。 やっぱりライブっていいな〜。 佐藤家にて軽く打ち上げ。居間はきゅうきゅうでしたが、そんなところが楽しかった。 古見は古い部落で地理的にも少し不便なところですが、こんな風にイベントやりながら、ここのいい所をもっと発見してもらえたらいいな。