タイセツな唄

 

藍色の夜(作詞作曲:machiko)

はるか遠くにいるけれど 今日 見る月は おなじかしら
君の 住む 町の港に 向かう船 見つめていた
オレンジの雲は いつか 藍色の夜に
いつか見た 満月と 流れる星を追いかける
忘れない アダンの影の あの澄んだ空の下
君が 教えて くれた  あのうた 口ずさむよ
 
浜辺から 湧き立つ雲を 眩しそうに見ていたね
黒く やけた 肌に命の力 感じていた
夕暮れに 虫の声と 波の唄を
聞いて帰った 夏の道 訳もなく涙溢れ出す
想い出は 消えないけれど あの海は 消えてしまった
今も 心の奥に 色鮮やかに光る
 
人は 今憧れるのか 海に戻る日を
人は 今求めているのか 土に還る日を
怖れてはいないよ これからの未来
このときを 共に生きる 今、何を探している?
憧れの ニライカナイよ 生きとし生けるものたちよ
ぼくは ここで生きている 笑顔絶やさぬように
 
君が 教えてくれた あのうた 口ずさむよ

 

「藍色の夜」は 2001年、春に 初オリジナル曲として生まれました。
福井に帰ってきて、沖縄を通して出会ったもの、自分の周りにいる人達のことや、海 や空のことを考えて「こんな気持ちうたにしたいな」と思ったらすぐに曲になってし まい、一人でうたいだす切っ掛けを作ってくれた曲でもあるのです。

 

うすべに咲く頃(作詞作曲:machiko)

おぼろ月に誘われて
君とならんで歩く道
南の風が ふんわりと 春の匂いはこんでくる
おぼろ月に誘われて
手をつないで歩く道
今宵君と うたうのは 明日をも知らぬ 恋のうた
うすべに咲いた  去年と同じ 樹
おぼろ月が沈む頃
春の唄をうたいましょう
朝日のぼる その前に 風と一緒に踊りましょう
うすべに散った 去年と同じ 樹
 
 
 

「うすべに咲く頃」 は 2002年の1月 真冬の空にちらつく雪を見て桜吹雪を 連想しました。 その後、沖縄民謡の「梅の香り」を聞きながらメロディーが湧いて きました。出会いと別れが隣り合わせの春。

 

明日の夢(作詞作曲:machiko)

 

君が何処にいるのか もう誰も知らない
戦場に行ったまま 帰ってはこないのか
約束を交わしたね 月あかり影の下
思い出をたどるけど 出てくるのは涙だけ
 
沈黙の長い 月のない夜に もう一度幸せ願って夢見る
大きな青い空よ 輝ける太陽よ
何を見て歓び 何を見て哀しむの

荒れ果てた土に上 残された者たちは
未来よりも過去よりも 今を生きることだけを
ただひたすら考える わが身をただ震わせて

光を遮る灰色の空よ この地に恵みの雨降らせ給れ
大地よ海よ月よ 生き残る者たちよ
生まれ来る命に 明日の夢描かせよ

沈黙の長い 月のない夜に もう一度幸せ願って夢見る

 

大きな青い空よ 輝ける太陽よ
何を見て歓び 何を見て哀しむの
大地よ海よ月よ 生き残る者たちよ
生まれ来る命に 明日の夢描かせよ

 

「明日の夢」は2001年の原爆記念日に、感じたことが言葉とメロディーになって 出てきました。その後、ニューヨークの9.11があり、なんとも複雑な気持ちにな りました。
宇宙の自然は何も言わないけれど、憎しみ、戦い、死んでいく人達のこと を「どうして?」と思わずにはいられませんでした。ライブでは実は一度しか歌った ことがないので機会があればと思うのですが、2年半経った今思うことは、もっと身 近にできることで、隣人や友人・家族同士で相互理解をしあうことが、実は一番大事 なんだということです。認めあう心が、小さな所から伝染していけばいいな〜。

 

生まれ星(作詞作曲:machiko)

 
太陽 昇る    この島の 目覚め
羽ばたく 鳥は  幸せを 運ぶ
木々は 光を 受けて 大地 潤す
ぼくは 小さな 町に住んでいるよ。
大きな 宇宙の中の 塵みたいな この星も
生きている
 
大空 映る 青い海の 上で
太陽 浴びて 君は今 生きている
大きな 地球の中の 点みたいなこの町も
生きている

異国の 海の 波にはねる クジラも
ぼくらと 同じ この地球の 子供
この地球の 子供

 
 
 

「生まれ星」2001年12月作。
石垣島から離島に向かう船の上で ゴキゲンに出てきたメロディーを思い起こし詩を つけました。 地球のきれいなもの 大事にしないとね・・

 

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