西表島でさとうきび刈り援農に行った時の日記

 

 

1月20日 さとうきびを刈ること

昼休み、琉球朝日放送の取材が来ていました。「みなさんどうしてこちらに来られているのですか?」という記者の質問に「・・・・。」理由を説明するのは言葉じゃ無理かな。

収入が決して良くはない(そーた君と私は援農なので給料はない)のに何日も同じ作業をお日様の下で汗と一緒に必死になってやるなんて、便利な街での生活では考えられない事でしょう。また、仕事、家族、友人、恋人・・・それぞれの犠牲になっているものはあるはずだけど、そんな中、何故キビを刈るのか?!・・・

私は今年の4月から福井に戻り、「できれば自分が食べるものは自分で作るようにしたいな」というビジョンを現実しようと思っています。ほとんど農業の経験がない私は体力、知識共に、ある程度の自信を持たなければならない!と思った所にキビ刈りがありました。「キツイ仕事だけどやり抜けたら農業やっていく自信もつくかも」と友達が言っていたなー。ある意味、体力試しのつもりでした何となく来ちゃった人、会社をリストラされちゃった人、機会を使わない仕事をしたかった人、沖縄が好きで来た人、その他にも理由は人によって色々。でも、言えることはこの仕事にはまっている人の顔がみんな同じようにやさしくなっているから不思議。

「キビ刈りは約100日の祭りと思えばいいさ」と、隣の畑の金城さんがたくましい笑顔で言っていた言葉が心に染みます。そのうちの60日間しかいれない自分がちょっと残念に思えたり・・・ゆっくりゆっくり自分の中の心が蘇ってくるような気がします。そんな風にこれから育てる作物もゆっくりじっくり、いいものになるといいな。

*琉球朝日放送の番組がこちらから見ることができます。左の方にある「ニュースヘッドライン」をクリック、3月31日分の中に「Qリポート “西表島「援農隊」がやってきた”」があります。machikoもインタビューに答えています。

 

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