西表島でさとうきび刈り援農に行った時の日記

 

 

1月15日 カマイ(猪)とり

休日の朝は、さすがにみんな疲れて寝ているようです。こっちに来てすっかりと規則正しく起きられるようになった私はやっぱり7時に起きてしまいましたが、眠い・・・

とりあえず日記を書いたり、絵を描いたりハガキを書いたりしながら寝起きのひとときを珍しく一人っきりで過ごしていました。

9時頃書留が一つ、そーた君に届いたので起こしに行って、ようやく9時過ぎ一人起床。そーた君、今日は石垣島まで三線を買いに行くそうです。10時前、しばさん起床。休みモードのご様子です。2人ともそーた君を大原港まで送っていく気力がないと見込まれたらしく(私の場合、運転が怖かっただけかも)「ああ、いいっす。自分ヒッチで行きますから」と家を出てゆきました。西表では私もよくヒッチハイクしていました。東と西しか行く方向がないし、みんな結構親切なんですよね。しかし、彼は十数分後「誰も止まってくれないっす。っていうか車通んないっす!」と出戻ってきて結局しばさんが彼を送ってゆきました。まぁ、こんなこともありますわ〜。

気力がなかったので今日は家にいるか、近所を散歩するくらいにしておこうと思っていた私ですが体力も徐々に回復していると自覚した私、「カマイ(猪)捕りに行くのについて行く」と言っていたしばさんに見学とうい名目でいてゆくことにしました。

近所の長博さんというカマイ捕りの名人について、山道を行きます。あっちこっちに罠が仕掛けてあって、うっかっり屋の私なんか、間違ってひっかかりそう。気をつけないと・・・

そして、野山を歩くこと約40分。いました大物が!しかもすごい元気!!鼻息荒くブヒブヒと攻撃的な鳴き声でうなっています。「危なから木に登ってろ。(罠にかかっている)足ちぎって向かってくるぞ」と長博さん、ひぃ〜!と取り乱している私にしばさんが「あ、この木がいいんじゃない」と落ち着いて!?指示してくれました。でも流石にみんな構えているな〜という緊張感が伝わってきました。猪は野山で遭遇しても攻撃してこないけど、捕まっているヤツは突進してくるそうです。長博さんがバシバシ木の棒でカマイをたたいて、上と横でしばさんとヤスさんがと石を当ててどうにかこうにか弱ったところで押さえ込んで足に縄をかけられました。それからそのカマイを生きたまま里まで運ぶのです。時々足をばたばたさせたりして、抵抗を続けていました。長博さんに言わせると36キロくらいとのこと。がんばれ〜と背負っているしばさんの応援をするのみの私でございました。

そして、「ここ、罠だからね」と注意されながら「はいっ」と進んで行ったにもかかわらず、「あ〜ひっかかったー!」とみんなの足を止めたのも私でした・・・ホントすみません。この日の収穫は2匹でした。

この後、里で猪を殺して肉をさばくのですが、その家庭を一部始終見届けて肉の片割れを頂き帰ってきました。

写真は・・・食べといてなんですが、猪に悪くてとれませんでした。ごめんね〜でも、おいし〜。

 

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