旅の便り
‥‥出合いはいつもここから‥‥

私の目に写る風景達を日記に

 

久高島に行ったわけ

 

夏の久高島への旅行記が那覇に行き着く前に時が止まってしまったまま・・とうとう 冬になってしまった。写真はさっさと アップしてもらっていると言うのに・・

8月、久高では泊まっていた民宿の西銘のおばーをはじめ、島の人達ともとても仲良 くしてもらった。島の唄者、酋長ともさんざん遊んでもらったし、昔の島の生活や掟 なんかも色々教わった。

皆様のおかげさまで、すぅ〜っと心が休まり、温まるとても良い旅だった。 

久高島は周囲4キロの小さな平べったい島だが、古い御獄が数多くあって、島民は古 くから伝統を今も熱心に守り続けていて、当たり前に旧暦が存在する。しかし、この 島の情報は市販されている観光ガイドブックにもほとんど載っていない。過去に久高 に行った友達からの情報やネットでの検索探した「民宿西銘荘」を電話予約したが、 向こうの電話機の調子が悪かったようで、聞きとりにくそうな西銘のおばーに危う く、予約する前に電話を切られるところだった(笑)

ここまでのやりとりで「この島は、内地の人間 ウエルカム〜♪ ではない所だな・ ・」と悟った私である。でも、私はそれを求めていた。それはなんでか!! 

今年の初め、西表でキビ刈りをしていた時、島はリゾート問題で揺れていた。古くか ら神聖な場所とされていて、月の夜はウミガメが産卵に来る、「トゥドゥマリの浜」 に、東京のユニマット不動産が大型リゾートホテルを建設すると言うのだ。そんなも ん!!観光してる方からしたら、ない方がいいに決まっている。

島では「これは島の一大事!天然という財産を奪われてたまるか!」と反対派に対 し、竹富町長をはじめ、お金と仕事が欲しい賛成派が2分されてしまって、それもな んだか見ていられなかった。

表向きには「たくさんの人々に西表の良さをわかってもらうために、大きなホテルが 必要」と言う。団体旅行で来て、クーラーの利いた大型バスで島を巡って、リゾートホテルに泊まっ て、果たして島の何がわかるというのか・・。 

以前、私は御獄の中に無断で入って(チャレンジャー)島の人に怒られたことがあっ た。島の掟や文化を知らずに行動したこと恥じ、とても反省した。島の人とのコミュ ニケーションが島を堪能する極意だなと悟った。よそ者が気を遣って行動すること で、よりこの島の良さが引き出される。

でも、ユニマットがやっていることは?!島民に聞きたい。お金積んだら何してもええのか〜!!と、しばらく暴れていた。

本当の島の魅力は おしつけがましくない。旅行会社のツアーもコースもないよ・・久高に行きたくなったのも、そんなところが少しあったからかな・。と今感じている。観光コースから外れた 久高の生活を覗いてみたかった。

教訓「久高に行ったら おばーに 従え」

次回は「まつりうた日記」は久高島旅行記。・・・かもしれません。

 

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