23日、元町から22時発の阪神電車で「フェリーターミナル駅」に着いたのは23
時12分。受付は23時30分までなので、タクシーで行けばギリギリセーフ! と
思いきや!あわてている時ほど不合理に動きやすいもの・・・改札でラガールカード
を大捜し!何度、鞄をひっくり返してもない!駅員さんに泣きついたところで、ない
と思っていたポッケに発見! ああ、反省。駅員さんお騒がせしました。
陸橋から道におりるとタクシーが一台待ちかまえていた。「きっとまた、ギリギリの
人がおると思って待っとたんや。船のるんやろー?」とタクのおっちゃん。うん、助
かった!
おっちゃん:「かもめ埠頭ねー?」 私:「ハイ、宜しくお願いします」
タクシーに乗ってすぐに乗船所の受付の人から「間に合いますか〜?」と電話がか
かってきた。「ごめんなさい今、着きます」と謝る。おっちゃんは「どうせいあと1
時間くらい停泊しとるくせにな〜」と、沖縄のおっちゃんみたいな事を言ってくれ
た。その後5分ほどでかもめ埠頭に着いた。 「ああ、ギリギリの人生・・」とつぶ
やいた私にタクのおっちゃんは「元気やったら大丈夫!行ってらっしゃい。」と言っ
てくれた。おっちゃん、ありがとう。バタついたけど良い旅ができそうな予感。(単
純かな。。。)
乗船手続きを終え、暗闇に浮かぶ大きな船に乗り込む。
船室は6人部屋。2段ベッドの1段目は既に埋まっていた。私以外はみんな学生で友
達同士のようだった。私は奥の2段目に荷物を置いて、船出まで船内をウロウロして
いた。今までいた街の空気とはあきらかに変わっていて、「旅」を感じさせる。船に
乗る人達は移住や長期滞在の人が多いので、ここには飛行機では味わえないゆっくり
とした旅の空気がある。そして、夜の航海はワケもなくドキドキする。
船が出て、街の灯が動き出す。見送っているように見えた。
この日はよく眠った。
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