タビライブニッキ
‥‥うたう角には福来る‥‥

まつりうた日記はライブの様子を記した日記です

 

5月19日 最終日の発見

公演アルバム

ホテルを11時に出て、向かうは楽屋。

まだ誰も来ていない会場で、自分のアンケートの折り込みをしました。いつもスタッフの方にやってもらっていたので、この日くらいはとサッサカ内職。思えばこの回収率の悪いアンケートを見ながら4日間、浮いたり沈んだり忙しかったな・・・

折り込みが終わり、練習。「やっぱり、下手くそや〜」と確認しつつ、昨日の開き直りをそのまま今日に持ち越している私は、ある意味「コワイ者なし」笑。 泣いても笑っても、今日で終わりなのです。

しばらくして、お腹がへった私はカシマさんという知り合いの役者さんとお昼を食べに出かけました。

カシマさんとは去年の夏、静岡県であった「平和の集い」で出会って以来だったのですが、今回の東京の公演があるということでお知らせしたところ、昨日の公演に来て頂き久々の再会。お昼ご飯のあとも、お茶を飲みながら昨日の舞台の感想を話してくれました。「芝居と生演奏というのは、弾き手が語り手に合わせながら自分も演じるつもりでやることが大切なんだと思う」とカシマさん、考えてみればその通りで客観的に見れば自分でもそう思えてたかもしれないことでしたが、この4日間は自分の事で精一杯で、藤木さんの芝居全体の流れをつかみながら演じるということができていなかったかもしれない。最終公演の前に気がついて良かった。カシマさん、ありがとう。

楽屋に戻った私は、早速練習。芝居の中のセリフを頭で想像しながら弾いていました。そして本番。緊張しながらも冷静になっている自分がいました。「今日からが本番だったら良かったのに」なんて思ったってしょうがないのですしね。

そして開演!

リハーサルの時から数えたら何度も聞いてる藤木さんの芝居だけど、そのセリフを聞けば聞くほどその奥に秘められたニュアンスなんかもわかってきて、改めてこの芝居を作った藤木さんがスゴイ人になってゆきます。正直、そばで芝居を見られるということだけで贅沢なのかもしれません。でも、今は私も同じ舞台の上に立っているのです。そのことが自分で今日ようやく受け入れられた気持ちです。

芝居の最後に「安里屋ゆんた」を弾き終わって、何となく心がホッ。

カーテンコールがなんとなく嬉しかった。でも同時に、この日々が終わってしまうことが寂しくもありました。

楽屋にもどり、お疲れさまでしたー!というのもつかの間、舞台撤収が始まりました。大城さんが「これから一番大事な、「打ち上げ」がありますからね〜」と。笑。

私は自分の荷物を片付けながら、「終わってしまった」という実感のないまま、呆然としていました。寂しいような、ホッとしたような。心残りがたくさんあるような。。。

打ち上げ会場では色んな人の色んな話を聞きながら、「ああ、本当に自分はスゴイ体験をさせてもらったな〜」と感じていました。最後に、あまりゆっくり話ができなかった舞台監督の小松さんと話をした時に、やはり。。。芝居中はもちろんですが、自分の唄さえも、それは一つの舞台の流れであるということが今に至るまで!自分の意識になかったということが改めてわかり、「舞台」と「ライブ」の違い。今まで知らなかった世界をたくさん見せてもらいました。

この公演中、気がつかないままやっていた、(また、うっかりやっちゃった)穴があったら入りたくなるような失敗の数々は今後の肥やしにするとして、今後もより力強く唄っていく決心をした私です。

皆様、お世話になりましたー!そしてお疲れさまです。

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